お墓参りしています。でも誰のためのお墓参りか。
今年もお盆の季節が近づいている。我が家では先祖代々8月13日に「迎え盆」、15日には「送り盆」と世間の一般のお盆の期間よりも短い。それには理由があるがここでは割愛する。
さて、お盆と言えばお墓参りであるが、これだけは毎年欠かさず行なっている。しかし、時にはお彼岸やお盆の季節をはずしてお参りすることもある。子どもの頃、お墓参りや仏壇に手を合わせていると、決まって祖母が「ご先祖様が喜んでいるよ。」と話していたし、実際に私の子どもにも同じことを言っている。しかし、この年になり、誰のためのお墓参りかと考えてみると、それは「自分のためである」と気付くようになってきた。
自分の先祖をDNAとして考えた場合、それぞれの代の数だけ2のべき乗をすると、10代も遡れば膨大な人数となる。本来ならばそれぞれの御先祖様にご挨拶しなければならないはずだと考える。それを古来からの家制度に従い、その家の御先祖様だけにご挨拶するのは、その人数に対する合理性から生まれたものだと考える。
私は神様や仏様はいると信じている。しかし、子孫をたたるご先祖様は絶対に存在しないと考える。よく「お参りしなければたたりがある」とか、「この祀り方をしなければご先祖様がたたる」などと言う人がいるが、そのようなことは絶対にあり得ない。仮にご先祖様の立場から考えるならば、生存中にどんな扱いをされてもその血を分けた子孫にたたることはしないはずである。人は死を迎える時に、全ての人が「仏」、または「神」の境地に達するといわれている。そしてその境地は永遠に続くのである。
滋賀県大津市の月心寺住職、村瀬明道尼は「祀り方が悪い?そんなケチな仏さんはいまへんで」と述べている。この言葉こそお墓の祀り方の真髄を得ているのではないだろうか。
お墓参りは自分のためにするのであって、決してご先祖さまを恐れてするものではない。
ブログネタ: お墓参りしてる?
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