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2014年12月 2日 (火)

BSプレミアム「漱石『こころ』100年の秘密」(再放送)

 12月7日(日)午後3時に、今年9月10日に放送された上記番組がより再放送される。

1 番組詳細(NHKネットクラブより転載)

(1)番組内容

 夏目漱石の代表作「こころ」は、実はアブない禁断の書だった?「国民文学」の秘められた謎や真の魅力に迫る、ちょっと知的でスリリングな文学エンターテインメント

(2)詳細

 文豪・夏目漱石の「こころ」が新聞連載小説として登場して今年でちょうど100年。教科書でもおなじみの「国民文学」だが、し細に読むと実は謎だらけの作品でもある。「ボーイズラブ」「三角関係」「遺書」「自殺」・・・とまるで「アブない禁断の書」のような小説世界。漱石の狙いはどこにあったのか?なぜ日本人は100年もの間「こころ」を愛読し続けたのか?漱石文学に一家言ある達人たちが集い、スリリングな読書会が開かれる。

(3)出演者ほか

 鈴木杏、小森陽一、中野信子、関川夏央、高橋源一郎

2 番組紹介にあったっての私見

 国民文学として漱石の「こころ」について多くの人が知るところである。私が読んだのは、受験対策としてであり、当時の目的は「いかに点数を上げるか」として読んでいた。その時の感想としては、「単なる暗い小説」としか読み取れず、好んで読むほどのものではないとすら考えていた。

 この番組を通じ、「この小説には答えがない」ということが理解できた。それぞれの読者が、それぞれの感想を持って良いのである。そして、再度この本を手にしたくなる気持ちにさせられた。番組では、それぞれの専門家が多様な立場から分析し感想を述べ合う。その中で、多様な価値観を相互に認め合い、決して相手の意見を否定することはない。番組進行の上でも、まさに「文学エンターテインメント」と呼ぶにふさわしい。

 内容としては、先生が「恋は罪悪ですよ」と私に語りかける。この場合、先生と私は「恋」と「愛」を分けて定義している。このことから先生と私との「禁断の恋」を導き出す。女性の視点から、奥さんである静は、二人の男性を自殺に追い込んだ「魔性の女」と手厳しい。さらに「Kとは誰か」という問題について、”Knock”、”Knife”など英語には発音しないKがあることから、「Kはもともと存在しない説」、当時の日本と朝鮮半島の関係から「KOREA説」これだとするならば、当時発禁処分すれすれの内容となる。さらには同時期に自殺をしている「北村透谷説」など実に興味深い内容であった。

 この番組は、私の中では今年度最高の番組であったと思っている。WEB上ではこの番組に対して異論もあるようだ。しかし繰り返しになるが、漱石の「こころ」は、明確な答えがなく、個々人が多様な感想を持ってよい小説なのだ。9月の放送時には録画ができなかったので、今回はしっかり録画し、後日番組要約を記載したい。また私たちの私的勉強会である「Tゼミ」でも上映し、参加者相互の感想を述べ合ってみたいものである。とても素晴らしい資料になることであろう。

 皆様もぜひご覧あれ!!

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