「山では考える能力が必要です」~登山家 谷口けい~
6月18日読売新聞夕刊より。
山では考える能力が必要です。
山を前にして自分に進む力があるのか。
ないんだったら、逃げる力があるのか。
どうしたら生き延びられるかを見極める能力です。
どう生きるかをイメージする能力にもなると思います。
山登りに行って、帰って来ない友人もいます。
絶対に死なないため、どうしたらいいか考えるし、
1日を一生懸命生きようという気持ちになる。
登山をしていて、生のありがたみ、
大切さを感じています。
~登山家 谷口けい~
山は、生きることを教えてくれる。
がむしゃらに前に進むばかりではなく、
自分で考えて「逃げる力」も必要。
言い方を変えればそれは「あきらめる力」でもある。
あきらめることで、前に進む。
自分で判断して、最終的に自分で納得する。
それも大切なこと。
近々また、山に入ろう。
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諦めることで前に進む・・・良いことばですね。山にあっては特にそうですね。山が好きでも命を落としてはどうにもなりません。一度、諦めて次の準備に入る、「諦めることで前に進む」納得です。
投稿: でんでん大将 | 2015年6月20日 (土) 07時01分
今までは、
あきらめること=敗北すること
と考えておりました。
「負けて勝つ」
ということもあることを知りました。
山に限らず、人生も同じですよね。
投稿: とんぼ | 2015年6月20日 (土) 18時51分