奥多摩縦走(その1)~武蔵御嶽神社~
明けましておめでとうございます。
皆さまにとって良き年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。
さて、この休みを利用し年末に登った奥多摩について報告します。
ケーブルカーを降りると、味のある駅舎が現れる。
展望台では太陽が昇るところであった。思わず手を合わせる。
参道をたどると、立派な鳥居が現れる。
パワースポットとしても有名な武蔵御嶽神社である。
この神社は、現在の東京、埼玉そして神奈川の一部の旧国名である「武蔵」の名の起源となった。
これから始まる登山の安全を祈願するため、参拝する。
社伝によると、10代崇神天皇7年に古代日本の皇族である武渟川別(たけぬなかわわけ)が東方十二道を平定の時、大己貴命・少彦名命をお祀りしたのを起源とし、さらに奈良時代には、行基が東国鎮護を祈願し、蔵王権現の像を安置したという。
その後中世では、山岳信仰の興隆とともに、関東の修験の中心となっていた。特に鎌倉時代の武将畠山重忠の崇敬は厚く、鎧・鞍・太刀などが奉納されている。
慶長10(1605)年には、徳川家康が社殿を東向きに建造し、江戸城の守りとした。
御祭神は日本武尊(やまとたける)などであるが、ご眷属には盗難除け・魔除けの神の「おいぬ様」、すなわち「大口真神(おおぐちまのかみ)」を従えている。
最近では、この「おいぬ様」にちなみ、愛犬を連れて参拝する方も多い。
埼玉県秩父地方や奥多摩では、「おいぬ様」信仰がある。「おいぬ様」とは犬ではなく、今では絶滅した「日本狼」を指す。
このような深山に入ると、「ひょっとしたら今でも」と想像したくなる。
神社の参拝は、気持ちを一新させてくれる。そして今後の安全登山を決意する。
若かりしころ、山でケーブルカーに乗ることなど考えられなかった。しかし乗車してみるとなかなか快適である。
ザックには2.5リットルの水や宿泊道具を詰めているが、食事は登山用フリーズドライばかりである。私もすっかり「軟弱者」になったものだ。
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みな年相応に衰えていくので
年々(ズル)賢く、合理的になっていくのでしょうね~
その調子で末永く良景を届けてくださるとありがたいです
新年明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いしますね
投稿: まんたろう | 2017年1月 1日 (日) 06時49分
新年おめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
年末に奥多摩に登られたようで、写真を拝見しますと天気も良かったようで、何よりでしたね。
今年もブログを読ませて頂きます!
投稿: でんでん大将 | 2017年1月 1日 (日) 21時00分
今後は、年齢との戦いが加わるかと思うとかなしくなっちゃいますね(笑)
今年もよろしくお願いします!
投稿: しげまる | 2017年1月 1日 (日) 23時45分
おかげさまで天候もよく、無事に下山できました。
今年もよろしくお願いします。
投稿: しげまる | 2017年1月 1日 (日) 23時46分