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2017年1月 8日 (日)

丹沢縦走(その2)~青ケ岳山荘・臼ケ岳・蛭ケ岳・丹沢山・尊仏山荘~

いかにも深山の感じがしたのは、
そこから見渡すあたりが鬱蒼たる森林のためだったろう。

今はどうか。
蛭が岳から西に、ずんぐりした頭の檜洞丸がある。
丹沢で第二の高峰であるが、樹木で覆われていて道がなく、
怪峰とか秘峰とか呼ばれたものだが、今はどうか。

   ~深田久弥『日本百名山』~

 午前8時、青ケ岳山荘を後にする。二日目の行程は、ひたすらアップダウンを繰り返し、塔ノ岳山頂にある尊仏山荘を目指すコースだ。ネットの情報では、青ケ岳から塔ノ岳山頂までアイゼン着用と書いてあったが、実質的には檜洞丸からの下りで30分ほど使用しただけであった。とにかくこのコースは、アップダウンを繰り返す。一つ越えたと思えば、次のピークが待っている。

 まず最初に、臼ケ岳(1460m)を目指す。この山を遠望すると、確かに名前のとおり山頂が臼のように平らになっている。しかし、ここを目指すにために何度かガレ場を通過する。約2時間半後に到着した。しかし、ここは山頂ではない。正確には山頂直下の分岐とでも言った方が正確であろう。ここからの展望はなかったが、時折背後から顔を見せる富士の頂に、何度も勇気を授けてもらった。

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 さらに約2時間後、丹沢山塊の最高峰である蛭ケ岳(1672.6m)に登頂した。ここで持参したカップラーメンを食べる。普段はあまり感じないが、山で食べるカップラーメンは格別である。麓から担ぎ上げてきた水も、ずいぶんと少なくなってきた。深田が述べるように、山頂から周囲の深山を楽しみながらのんびりとするのが醍醐味である。山小屋ではコーラを購入し、友と分ける。これもまた、日ごろとは比較にならない爽快感、おいしさ、そしてありがたさを感じることができた。

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 起伏が激しいのはここまでで、ごごからは安定したルートとなる。時折見せる平坦な道は、今までの苦しさを忘れさせてくれる。

 不動ノ峰(1614m)を通過し、その先の休憩所も通過し丹沢山(1567m)を目指す。途中、次の宿泊先である尊仏山荘のシルエットが見えるが、なかなか到着することができない。

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 丹沢山山頂でも比較的長く休憩をとった。この時にはすでに予定時刻には到着できないことが予想できたので、むしろ開き直って、のんびりと過ごすことを優先した。

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 丹沢山を過ぎてからは、木道をひたすら進む。途中、夕日と富士を眺めながら、お互い宿での過ごし方など、笑いながら歩いた。

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 日没後ほどなくして、塔ノ岳山頂のある尊仏山荘に到着した。受付で青ケ岳山荘から来たことを話すと、とてもねぎらってくださった。

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 まずは大人の楽しみ。

 富士山を仰ぎながら二人で乾杯する。この瞬間がたまらない。
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 飲み終わるともに、夕食の時間となった。ここのカレーは名物といえよう。副菜として野菜や果物があるのもありがたい。

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 迷わず、お代わりをお願いした。

 

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登山」カテゴリの記事

コメント

日頃の行いか? 天気も良くてよかったですね
山上でのラーメン(私はカセットコンロ持参で煮るラーメンでした)や
カレーは最高ですね
素晴らしい景色をお届けくださり、ありがとうございました

丹沢には 独身の時に登りました。
蛭ガ岳にも行ったような?。
も~いけない山々と山荘の写真・・・有難う。
行った気分になりました。

まんたろう様、コメントありがとうございます。
その方と登るときは、いつも天気がいいのです。その方の日ごろの行いだといつも行っております。
また、平地では普通の食べ物も、
山頂で食べると格別ですね。
まんたろう様は、カセットコンロを持ち上げられたのですか?
素晴らしい!
熟練者の領域です!
あと、まんたろう様のお国の山にも、3月あたりに登りに行きますね。

マーチャン様、コメントありがとうございます。
何をおっしゃるのですか、
マーチャン様ならば大丈夫ですよ。
ぜひ山に戻ってきてくださいませ。
尊仏山荘では、75歳の熟練者グループが大宴会を開いていましたよ。
私なんかまだまだ小僧です(笑)

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