「人はゆるされてしかるべきなのです」~ETV特集『小野田元少尉の帰還』より~
でももう 私は小野田をゆるそうと思います
そして自分もまた 彼に抱いた
罪深い考えにゆるしを乞いたいと思います。
人はゆるされてしかるべきなのです
私だって罪を犯しかねません
誰もが例外ではないんです
~ベルナルド・カナルス~
3月4日放送ETV特集『小野田元少尉帰還~極秘文書が語る日比外交~』より。
彼は1956年1月、ルソン島に潜伏し、戦闘中であった小野田元少尉に父親を射殺された。彼は、小野田氏がフィリピンを再訪したときに、父親の墓のある場所に立ち寄ることを打診されたが、断った。なぜなら自制できる自信がなかったからだという。
現地の学校では、今でも小野田元少尉のことを「命令に忠実であった軍人」として教育している。もちろん、私も同じように考えている。
しかし、もし自分が「父親を射殺した相手を許すことができるか」と訊ねられたらば、カナルス氏と同じように答えられるだろうか。
« 早く起きた朝に~河津桜~ | トップページ | 郵便差出箱1号(丸型) »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 日清のどん兵衛CM「ぼんぎつね篇」(2020.12.27)
- 映画『今夜、ロマンス劇場で』(2018)(2020.05.21)
- 涙腺崩壊の『深夜食堂(中国版)』(2015)(2020.05.14)
- 映画『Fukushima50』(2020)(2020.03.15)
- 映画『三島由紀夫VS東大全共闘50年目の真実』(2020)(2020.03.09)
しげまるさん、こんばんは。
これを読みながら、渡辺和子氏の事を思い出しました。
私は、多分、許せない部類かもしれません。
罪を憎んで人を憎まずと頭ではわかっていても、心がついてゆかない・・・。
投稿: グッピーちゃん | 2017年3月 5日 (日) 21時41分
人を許すことは、とても難しいことですよね。
ハンムラビ法典や旧約聖書には「目には目を」と書かれていますが、
新約聖書はそれを否定しました。
私も同じで、頭ではわかっていても、心がついていけません。
投稿: しげまる | 2017年3月 6日 (月) 19時34分