奥白根山(2578m)日帰りハイク
奥日光に遊ぶ人は、すぐ前にある大きい男体山や太郎山に目を奪われて、奥白根山に注目するする人は極めて少ない。
麓からその全容を捕らえるのに困難な山であるが、遠く離れるとよく見える場所がある。それは上野から高崎へ行く汽車の窓からで、赤城が見え出した頃その右手に、整った円錐形の男体山、それと並んで更に高く、ヴォリュームのある白根山が眺められる。関東平野が冬ざれの一色にい塗られている時、その果てに純白の雪を光らせる。
~深田久弥『日本百名山』~
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埼玉に居を構える者にとって、冬の澄んだ空気の中で眺める日光の山々はとても美しい。
標高2000mのロープウェイ駅を降り、当初30分間の高度順応の時間を計画していたが、特に問題も無かったので、すぐに登り始める。
登山口の二荒山神社で安全登山を祈願をし、ゲートをくぐる。整備された樹林帯の中を静かに歩く。
森林限界を超えると、巨岩に囲まれた山頂まであとわずかとなる。
深田は「貧弱な小祠(しょうし)」と表現しているが、私はそう思わない。むしろ「素朴な小祠」と称したほうがよいのではないだろうか。それだけ日光白根山は、古来から地元の方々にとって身近な山なのである。
お嬢からおやつのおすそ分け。パック包装が、このとおり膨らんでいた。
後日、お嬢から写真を送ってもらったのだが、私のお腹も膨らんでいた。これも「気圧のため」と信じたい(笑)。
休憩後、静かな弥陀ケ池に立ち寄る。古来多くの修行者たちが、ここで阿弥陀如来と対話したのであろう。
丁寧な指導票に従い、ひたすら足を進める。この山ならば、天候さえ判断を誤らなければ、冬でも登れそうだ。
六地蔵で静かに手を合わせる。地蔵菩薩は「仏教界のアンパンマン」。
あらゆる人々を苦しみから救ってくれる。
下山後、のんびりと温泉につかる。こうして山に登れることに、私たちは感謝せねばならない。
山は、確実に秋に向かっている。さて次回はどこのお山に登りましょうか。
名称【未調査・不明】
なんという名前のキノコなのでしょう。高山植物ですら覚えきれないのですから、キノコはもっと難しい・・・。
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この山登っています。
頂上に着くと・・・風が強く寒かったので、早々に下りてきました。
紅葉の頃でした。
山登りに 又 行きたいな~。
投稿: マーチャン | 2017年8月31日 (木) 07時07分
アクセスはあまりよくないのですが、子どもから大人まで楽しめるやまですね。
ぜひ、旦那様とご一緒にいかがですか?
投稿: しげまる | 2017年8月31日 (木) 13時06分