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2017年9月17日 (日)

安達太良山ハイク(その1)

 郡山から福島までの間で、汽車の窓から左手にあざやかにこの山が眺められる。
 雪のある時には、その姿は一層立派に私たちの目に迫ってくる。
 昔の旅人がこれを見逃すはずはない。

   ~深田久弥『日本百名山』~

・・・・・・・・・・・

 始発の新幹線に乗り、安達太良山に向かう。どうしても智恵子の「ほんとの空」を見たくなったのだ。

 郡山駅で東北本線を待っていると、見るからにきさくなおじさまが、「どこに登るんだ」と声をかけてきた。二本松駅で降り、バスに乗って安達太良山に登ることを話すと、「二本松なら、俺の住んでいるところだ。バス停まで連れてってやる。」と言われ、電車に乗り込む。

 車窓から山を眺める。特徴的な山容の安達太良山塊を眺める。私の会社にも福島県出身者が何人もいるが、みな穏やかな方ばかりだ。このような優しい山並みが、穏やかな性格をはぐくんだのだと納得する。

 親切なおじさまにお礼を言い、登山口行きのバスを待つ。駅前には二本松少年隊の銅像が立っていた。戊辰戦争の際、奥羽越列藩同盟の義を守り、故郷を守ろうと立ち上がった悲劇の少年の像だ。前に立ち、手を合わせる。

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 バスを降り、今度はゴンドラリフトに乗る。今度は岡山からの登山者と一緒になった。二泊三日で東北の百名山を登っているそうだ。その方がおっしゃるには、関東の人は百名山が近く、うらやましいという。

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 ゴンドラを降り、まずは薬師岳展望台に向かう。幸いなことに風もなく、安達太良山を見上げることができた。この上の空が、智恵子の「ほんとの空」だという。しかし、芸術家としての智恵子は壮大なアートとして、単なる測量地点としての安達太良山だけをさすのではなく、矢筈森、鉄山、箕輪山をすべて含めた一連の山塊を「阿多多羅山」といったのではないだろうか。

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 二本松から見上げる山塊全体は、横臥し空を見上げている女性の姿にも見える。その一連の山容と、智恵子自身を重ねていたのではと想像すると、智恵子の言葉にも広がりを感じる。

 智恵子は東京に空が無いといふ、
 ほんとの空が見たいといふ。 

 智恵子は遠くを見ながら言ふ。
 阿多多羅山の山の上に
 毎日でてゐる青い空が
 智恵子のほんとの空だといふ。
 あどけない空の話である。

  ~高村光太郎『智恵子抄』より~

 家族連れ、カップル、年配の登山者に紛れて、一人頂上を目指す。登山道はしっかり整備されていた。そのような親しみやすさも、この山の魅力なのであろう。

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  今日は登山日和だが、さすがに森林限界を超えると、やはり風が強い。安達太良山の特徴的な山頂を目指す鎖場には、しっかりと渋滞ができていた。キャーキャー叫んでいる山ガールたちの後に続き、山頂に到着した。

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   (つづく)

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登山」カテゴリの記事

コメント

登山日和で何よりでしたね。
『本当の空』如何でしたでしょうか。
きっと心が洗われたような、異次元を体感出来たのでは?
現実が嘘のような気になったり…山の良いところですよね、それが。
いつの日か、わが郷土の山鳥海山にも是非お出掛けください。
それにお会いできる日も、楽しみにしています。

天気がいいですね。しげまるさんは晴れ男ですね。
先日の日光も良かったと思います。
安達太良はまだ行ったことがありません。
その内と思っているうちに良い年になってしまいました。
多分今後も登る機会がないでしょう。
写真を見させてもらいます。

つづき、楽しみに待ってますね🎵
広島は今日は良いお天気になりました。
しげまるさん家の方も、台風の被害がありませんように!

二本松の少年達の気骨は、白虎隊に勝るとも劣りませんでした

安達太良山、こちらでは(俺だけかな
ちちくびやま(乳首山)と呼ばれていますが
私のこのコメントのせいで、しげまるさんのブログは
アマゾンアフルエイトでアダルト判定決定
(文章の内容いかんではなく機械的判定なので)

それにしてもいいお天気で何よりでした
しげまるさんのお人柄と日頃の行いを見ていた智恵子さんが
「ほんとの空」を見せてくれたんですね

機会があれば飯豊山にもお越しください
聞いた話だけですが、素晴らしいお山らしいです

千恵子の生家に行った事があります。
高村光太郎と千恵子のテレビドラマも見た事があります。
こんな芸術夫婦には・・・なんて思った事があります。

今度は安達太良山に行ってみようかな~。

ご無沙汰しています~(*^_^*)

福島のブロ友さんも連休に安達太良に行って来たそうです。
もしかしたらすれ違っていたかもしれませんね。

安達太良はチビが小5の時に自然教室で登山した場所。
登山用にジャージを入れたのを忘れアイボリーのパンツで登ったものだから
見事泥染め状態で洗濯袋に入っていたものです(笑)

竜胆の青・空の青・自然の緑がとても濃くてキレイですね。
福島…何年行ってないだろう。
チビの就職が決まったら親戚宅へ顔出しついでに懐かしの場所巡りも良いかなぁ。

でんでん大将様、コメントありがとうございます。
鳥海山あこがれます。
いつも大将の記事を拝読しながらあこがれております。
ぜひ今度はお伺いしたいと思います。
その時は、よろしくお願いします。

西やん様、コメントありがとうございます。
いやいや、私は天下無敵の雨男でございます。
たまたま晴れそうだったので、前日に登山計画書を書いて登ってきました。
安達太良山は、とても穏やかな山で、家族連れで登れる山です。
西やん様もぜひ。

グッピーちゃん、コメントありがとうございます。
やっと本日(10月30日)になって続きを書くことができました。
台風続きですが、グッピーちゃんのご自宅は大丈夫でしたか?

まんたろう様、コメントありがとうございます。
その節は、たいへんお世話になりました。
今度またお伺いしますので、そのときはぜひともよろしくお願いします。
あのおすし屋さんおいしかったです。
また、いただいたお酒ありがとうございます。
とてもおいしかったです。
実家にももって行き、親子で楽しく飲みました。
福島って素敵ですね。

瀬津ユ様、コメントありがとうございます。
お久しぶりです。
あらまあ、きっとすれ違っていたかもしれませんね。
安達太良山は穏やかで、とても素敵な山でした。
瀬津ユ様もぜひ、ぜひ。

マーチャン様、コメントありがとうございます。
私もこれを機会に読み直しました。
愛妻家の高村光太郎、
芸術を極めようとすると、なにかと難しいのでしょうが、
素敵ですね。

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