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2020年3月 7日 (土)

青い目の人形「マーガレット・フォックス嬢」~東秩父村和紙の里ふるさと文化伝習館~

「青い目の人形」といえば、野口雨情作詞・本居長世作曲の童謡が有名である。

実際には、昭和2年にアメリカから12,739体が送られ、全国の小学校等に渡っていった。

日本とアメリカ合衆国とは、こうした人形を通じての文化交流があったにもかかわらず、不幸な戦時下となり、人形受難の時代となっていったのは周知の事実である。

全国に贈られた人形のうち、現存するのは216体と言われ、その中の1体が、埼玉県の「東秩父村和紙の里ふるさと文化伝習館」に展示されている。

Img_1206

展示されているのは、大河原尋常高等小学校(現 東秩父村立槻川小学校)に贈られた「マーガレット・フォックス嬢」である。

人形の脇にはアメリカの日本総領事(現在の大使館)が発行したフォックス嬢のビザ(人形査証)と日本までの船賃99セントの切符も展示されている。人形のみならずビザと船賃のすべてがそろっているのは、現存する青い目の人形の中でも数少ないという。

日米の関係悪化の危惧を両国民の相互理解で救おうと考えたシドニー・ルイス・ギューリック博士や、我が埼玉県の偉人である渋沢栄一翁など、当時日米の関係改善に尽くされた先人たちの努力に対し、私たちは敬意を表さねばならない。

マーガレット・フォックス嬢には、いつまでも平和の尊さについて語り続けてもらいたい。

 

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