通信各社、コロナワクチンのネット予約呼びかけと言っても・・・。
通信各社は、本日からコロナワクチンの予約接種において通話制限をおこなうという。ネットでもつながらないのに、通話制限も実施されるとなると、高齢者はどうしたらよいのだろか。
過日、両親のところへコロナワクチンの予約接種の申込書が届いた。そもそも年老いた両親がネットを使いこなせるわけもなく、代わりにネットで予約をしたのだが、全く持ってつながらない。
両親の住む自治体の対応はひどかった。サーバのダウンは予想の範囲内であったにもかかわらず、全く対応できていない。
予約開始日に仕事中にもかかわらず、上司の許可を得て自分のタブレットで両親のワクチン予約をしたのだが、午前中は全くアクセスできず、何度もチャレンジした結果、午後にやっとつながった。それでも、早めに接種したがる父親の1回目だけしか予約できず、普通につながった時には「予約は終了しました」と表示される有様だ。これが電話予約であっても同じであろう。
先週の報道番組で、河野大臣は「ワクチン接種はコンサートのチケットではないので売り切れることはありません」と言っていたが、年老いた両親のためにも、一日も早く接種をさせたいと思うのが当然ではないだろうか。
通信各社の通話制限は、消防や警察などの緊急連絡ができなくなることへの対応とのことで仕方がない部分もあるが、ならばこそ各自治体はそれに向けた高齢者向けの対応を早急に行うべきである。
新型コロナは、人の生死にかかわる重要な案件だ。私のような息子がいる世帯ではネット予約も可能だろうが、そうでない家庭はワクチン難民になる。自治体は、低価法による入札を採用している場合ではない。市民の使いやすさ、予約のしやすさ、特にサーバダウンにおける迅速な対応を、業者選定の入札条件に加えるべきだったのである。
この問題は、ぜひとも市議会で取り上げてもらいたい。
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