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新聞記事

2020年10月13日 (火)

「責任を他の人に求める姿勢が出世することに重要だったのか」~中野信子氏・スポーツ報知~

「責任をこうやって他の人に求める姿勢が出世することに重要だったのかな?って考えてしまうんです。そういう人しか生き残らない社会に日本はなったのかってすごく絶望するような気持になるんです」

10月9日スポーツ報知WEB記事より。

「池袋暴走事故」に関し、中野信子氏のコメント。今回の事件では「上級国民」などという言葉まで生まれた。

もちろん飯塚幸三被告の裁判に関し、被告人の権利や裁判戦術は尊重する。しかし、今回の事件に関し、被告人の発言はあまりにも軽率すぎる。世間を失望させたことは否めない。

そうなんだよな。そういう上司がいると、部下は大迷惑なんだよな。私もさんざん苦労させられた。だからこそ、自分の責任を他人に責任を転嫁する人間を許すことができないのだ。

先の大戦で多くの帝国軍人将校は、部下の責任をも背負って処刑されていった。戦争を美化するつもりはないが、上司たるものそうあるべきだと思っている。

世間も、自動車メーカーをも巻き込む大失言。飯塚被告は自分の発言の影響力をご存じなのだろうか。

2020年4月11日 (土)

さいたま市保健所、PCR検査抑制~時事通信の報道から~

 4月10日の時事通信の報道によると、さいたま市保健所は、新型コロナウィルスの感染を判定するPCR検査について、実施基準を厳しくし件数を抑えているという。

「やっぱりな。」

というのが、埼玉県民である私の感想である。埼玉県は、東京都と隣接しているにもかかわらず、どうして発症者数が少ないのだろうと感じていたのは私だけではないはずだ。これでは市中感染は防げない。

 さいたま市は、県内で最も発展している地域である。そのさいたま市がこのような状況なのであるから、他の市町村は検査すらまともにできていないと容易に推測できる。医療崩壊を防ぐためとはいえ、埼玉県は、いずれ医療崩壊するであろう。

 毎日繰り返し報道される発症者数は、その地域住民の危機意識と緊張感に直結する。普段通り生活している場合ではないはずだ。いろいろな面で東京都との格差を実感する。

 都内と比較し、埼玉県内はホテル等の宿泊施設が少ない。これは今に始まったことではない。今後は、東日本大震災のときに避難所となった大型施設や廃校を活用も検討していくべきであろう。しかし、今更そのような収容施設の設置に向けて医療スタッフやベッド、医療機器を結集させることは困難だ。

 埼玉県ですら、このような状況であるのだから、この記事を読まれた地方の皆様方にお伝えします。自分の住んでいる地域の発症者数が少ないからといって決して安心しないでください。数値などというものはいくらでも調整できるものなのです。

 新型コロナウィルスは、みなさんの生命にかかわります。十分にお気をつけください。

・・・4月13日追記・・・

さいたま市の清水市長は、保健所長の発言に「誤解を招く発言があった」と謝罪した。

PCR検査数が少ないことについても、クラスターがほとんど発生しなかったことを理由にあげている。

 素人の私にとって医学的なことはわからないが、さいたま市が最善を尽くしたというのならば、信じたいと思う。

 

2018年3月 4日 (日)

「打ち言葉」にも、ご用心~読売新聞より~

〈記事要約〉

   記事名:SNS「打ち言葉」浸透 「世代間認知度に注意」

 2日、文化庁の文化審議会国語分科会は、言葉によるコミュニケーションで互いに理解を深めるための報告書をまとめた。今回は、メールやSNSで打ち込む「打ち言葉」を新たなコミュニケーションとして位置づけ、世代間で使用する認知度の差が大きいことを意識してやりとりすべきと指摘した。

 報告書では、若い世代を中心とした「打ち言葉」について「話し言葉の要素を多く含む新しい書き言葉」とした。打ち言葉では絵文字や若者独特の表記も登場しており、その使用に関して「特有の表記は誰に対しても通じるものではないこと」を意識するように促した。さらに報告書では、コミュニケーションの課題として、言葉の変化や自分とは異なる言葉遣いを認めないといった「寛容さに欠ける風潮や、スマートフォンなどの普及で高齢層を中心に、「知らない言葉に触れる機会」が増加したことをあげた。このような状況でコミュニケーションに必要な4要素として

  正確さ:必要な内容を誤りなく、過不足なく伝え合う
  分かりやすさ:内容を十分に理解できるように表現を工夫する
  ふさわしさ:目的や場面、相手の気持ちに配慮した言い方を工夫する
  敬意と親しさ:互いに心地良い距離をとりながら伝え合う

を示し、伝える相手や場面に応じてバランスを考えることが重要だと指摘した。

 また、報告書はコミュニケーションの課題や解決法について35のQ&Aを例示し、専門家には、専門的な知識のない一般の人に伝える場合、日常的な言葉に言い換えるように促す一方、一般の人には新聞やテレビなどで新しい情報を得て知識を広げることを求めた。

  ~3月3日『読売新聞』より引用・要約~

〈感想〉

 文化審議会国語分科会が、いわゆる「打ち言葉」を新たなコミュニケーションの形として位置づけたことは、ほぼ当然の結果といえよう。しかし、その運用に関して、使用者側の立場や雰囲気を踏まえて「考える力」を求めたことは、特筆すべきことである。

 「言語コミュニケーションで意識すべき4要素」についての内容は、きわめて当然のことだが、日常的にしっかり守られているかといえば、とても難しい問題だ。

 古来より言葉は「言霊」とも言われている。気をつけなければならない。

2018年1月14日 (日)

独りで、旅に出なさい。~伊集院静~

  独りで、旅に出なさい。

二十歳、成人おめでとう。
今日から大人と呼ばれても、ピンとは来ないだろう。私もそうだった。
今、君は自分がどんな大人になるのか想像もつかないだろう。
どうしたら君の、自分なりの大人の姿がみえるだろうか?
そのためには、いろんなものを自分の目で見て、さまざまな人と出遭うことだ。
私の提案は、旅だ。それも若い時に、独りで旅に出ることだ。
日本でも、海外でもかまわない。一番安いチケットを買いなさい。金がなければ、
君の足で歩き出せ。自分の足で見知らぬ土地を歩き、自分の目で、手で、肌で世界にふれることだ。
どんな人がどんなふうに生きているかを見ることだ。
インターネット、テレビ、新聞、書物で知る世界とはまったく違う世界だ。
世界は君が考えているより広く、大きく、豊かで、また切なく、貧しくもある。
独り旅はまず、自分がまだ何者でもないことを教えてくれる。
自分の力で歩くことが、人生の、生きる基本ということを学ぶだろう。
若い時になぜ旅が必要か?それは若い新鮮な目にしか見えないものが、今の純粋なこころでしか獲得できないものが、間違いなくあるからだ。
旅に疲れたら、夕空を、星を仰いで一杯やればいい。
苦くて、美味しい、旅の酒の味は、生涯の宝になるはずだ。
二十歳の旅人に、乾杯。

  ~2018年(平成30年)1月8日 読売新聞 「サントリースピリッツ株式会社」広告~

・・・・・・・・・・

 新年の楽しみ。それは元日朝刊一面のすっぱ抜き記事、そして成人の日の伊集院静氏からのメッセージだ。

 いつまでも若いと思っていても、気がつくと新しい新成人達に話をしなければならない年齢に私もなってしまった。

 思えば自分が二十歳の頃、その瞬間瞬間では楽しんでいたものの、将来に対する漠然とした不安にもがいていた。彼が言うように、「今日から大人と呼ばれても、ピンとは来ない」状態だったのだ。 その時の楽しみと将来への不安、そのジレンマにもがいていたのだ。

 それは、歳を重ねても変わらず、生きている限り逃れられない苦しみかもしれない。

 「旅に疲れたら、夕空を、星を仰いで一杯やればいい。」

 人生、そんな余裕も必要だ。

2017年7月10日 (月)

本を抱えて日帰り旅行~天声人語~

本は読む場所によって表情を変える。

机の上ではいかめしく取っつきいくかった1冊が、

静かな喫茶店に持ち込むとやさしく語りかけてくる。

読みかけの本でも見知らぬ土地で開くと、新鮮な感じがしてくる。

    ~7月10日『朝日新聞』天声人語~

今日は朝から出張であった。久しぶりの電車での移動だ。

ついスマホを気にしてしまいがちだが、たまには本を開くのもよいものである。

それは、車の生活では味わえない充実した時間でもあった。

たとえ日帰りでも、本を片手に旅をするのも、いいかもしれない。

2017年1月22日 (日)

「探求若者ことば」〜朝日新聞〜

1月15日『朝日新聞』記事より
〈記事要約〉
1 ことばの変化
   昨年ベネッセコーポレーションが初めて実施した「現代人の語彙に関する調査」で、高校生が知っていて親世代が知らない世代感ギャップの大きいことばの筆頭として、英語で「尊敬しない」などの意味の「disrespect」から生まれた「ディする」が挙げられた。2位は「イミフ(意味不明)」、3位は「りょ(了解)」、4位は「きょどる(挙動不審な動きをとる)、5位は「ぽちる」であった。
  東京外大名誉教授の井上史雄は、「ことばは常に合理的な方向に向かって変化するもので、使用頻度が高いことばほど短くする傾向がある」と解説する。とりわけ若者ことばが生まれる背景には、インパクトを与え、仲間意識を高める、という意図があるという。
中には形はそのままで、意味を変えることばもある。2015年に文化庁が発表した「国語に関する世論調査」では、「やばい」という本来は盗っ人仲間が「あぶない」「まずい」という意味の隠語が、10代の9割が「とてもすばらしい」と肯定的な意味でとらえていた。

2  井上名誉教授の4分類
(1)一時的な流行語・・・(老いたら使わない・のちの若者は使わない)
         「チカレタビー」
         「アジャパー」
(2)生き残った流行語・・・(老いても使う・のちの若者は使わない)
         「アッシーくん」
         「ネグる」
(3)キャンパス用語・・・(老いたら使わない・のちの若者も使う)
         「早弁」
         「カテキョ」
(4)確立した新語・・・(老いても使う・のちの若者も使う)
        「うざい」
        「ださい」

3 「嘆き」ではなく「変化」
  ことばの乱れは、いまに始まったことではなく「枕草子」や「徒然草」にもその変化や嘆きが記されている。井上名誉教授は、「乱れではなく、変化ととらえる」ことを提唱し、若者もたちも時と場合によって「上手に使い分けている。目くじらを立てず、ことばのうつろいを楽しんでみてはいかがですか」と述べている。

4 若者ことばの特徴
(1)形を変える
      ① 省略
         「ぱねぇ」 半端ではない→半端ない→ぱない(パネェ)
         「り」 了解→りょ→り
         「フロリダ」 風呂(に入るため、一時的にLINEから)離脱
     ② 派生
        「ゲスい」 ゲス+い→ゲスい(下品だ。江戸時代からある言葉)
         「じわる」 じわじわ+る→じわる(面白さなどがじわじわ感じられる)
         「神る」 神+る→神る(神のようにすばらしい状態になる)
    ③ 倒語
         「パイセン」 センパイ(先輩)→パイセン
    ④ 複合
         「黒歴史」 黒+歴史→黒歴史(なかったことにしたい過去)
         「飯テロ」 飯+テロ→飯テロ(夜中に料理の画像をSNSに投稿)
(2)意味を変える
        「やばい」 「あぶない」→「すばらしい」
        「微妙」 「どちらともはっきり言い切れない」→「あまりよくない」
(3)借用
      ① 方言から
        「違かった」 東北地方で「違った」の意味
        「うざったい」 東京・多摩地方で「鬱陶しい」の意味
        「むかつく」 京阪地域で「癪にさわる・腹が立つ」の意味
      ② 外国語から
        「デフォルト」 英語 default (標準)から「普通の状態」
        「アモーレ」イタリア語 amore(恋人)
(4)ぼかし
        「〜的には」 (例)わたしは→わたし的には
        「〜みたいな」 (例)行きたくないよ→行きたくない、みたいな
        「〜とか」 (例)本を読む→本とか読む
5 世代感ギャップの大きいことば
    〈第1回「現代人のの語彙に関する調査」から抜粋〉
        「イミフ」・・・意味不明
        「セルカ」・・・カメラで自分を撮影すること
        「ディスる」・・・けなす
        「秒で」・・・すぐに。急いで
        「ワンチャン」・・・低い可能性があること
        「ぽちる」・・・ネット通販で購入ボタンを押す
        「きょどる」・・・挙動不審な行動をとる
        「とりま」・・・とりあえず、まあ

【感想】
  この記事を書きながら、若者ことばの多さに驚いた。もちろん今の自分が無理してまでも若者言葉を使うつもりもない。しかし、彼らの言葉を理解できないことには、悔しさを感じる。確かに自分も若かりし頃に、多少なりとも当時の流行語を使っていた。同じようにそれらを使用する若者たちを責めるつもりもない。TPOさえ間違えなければ、それも彼らの文化なのだ。
 なお、この記事を書くにあたり、PCで難なく入力することができた。変換リストに、これら若者ことばが加わっていたことも、さらなる驚きであった。

2017年1月15日 (日)

「偽善っていうのは、言葉についても言えること」~三島由紀夫~

偽善っていうのは、言葉についても言えることですよね。

平和って言えば、その内容を問わないんです。

言葉にね、寄りかかってね。

  ~三島由紀夫『肉声テープ発見』 1月12日読売新聞~

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政治、経済、外交、国防。

どれも、政府の果たすべき重要な業務内容だ。

三島は平和憲法を「偽善」と称した。

市ケ谷駐屯地に乱入した際も、

「戦後の日本が、経済的繁栄にうつつを抜かし(中略)、
その場しのぎと偽善に陥り」

と書き、それを掲示した。

一方、彼の言う「偽善」であっても、日本は戦争をおこさない国家として繁栄している。

ドナルド・キーンは、「あいまいさ」を日本の美徳と捉えている。

三島が生存していれば、現在の日本をどのように称するだろうか。

2017年1月14日 (土)

「日本語のいいものと、漢語のいいものと」~三島由紀夫~

漢文の古典の教養がなくなってから
日本人の文章というのは非常にだらしがなくなった。

私は、日本語のいいものと、
漢語のいいものと、
なるたけ自分で好きな言葉、
それだけで花束をつくりたい

 ~三島由紀夫『肉声テープ発見』 1月12日読売新聞~

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 学生の頃。漢文の授業が好きだった。

最近の大学入試でも、漢文を含めない学校が数多い。

 魯迅は、中国語として読むことのできなかった四書・五経を、日本流の「書き下し文」にして理解したという。

 漢文をもう一度勉強したくなった。

2017年1月10日 (火)

「大切なものを抱いて、進むんだ。」~伊集院静~

私は大人と呼ばれるようになってもひとつだけ守り続けようと思ったものがある。
それは子供の頃からずっと大切にしていたものだ。

大切なものを手離せば、
君自身を失うことになるんだ。
それが君の個性だ。

    ~伊集院静『大切なものを抱いて、進むんだ』~
    (1月9日 サントリースピリッツ株式会社 紙面広告)

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「大切なものを一つ手に入れたら、何かひとつ大切なものを手放さなければならない。」

と今まで自分は教わってきた。

「何かひとつを手放すこと」が、「大人になることだ」と信じていた。

しかし伊集院静氏は「大切なものをいつまでも抱いて生きること。」と述べた。

このような生き方は、私にはできなかった。

さらに彼は、

「大切なのは品性だ。ひとつひとつ学んでいけば、
いつか誰かのために生きることができる素晴らしい自分に出遭えるはずだ。」

とも言っている。

新成人たちよ、

何があっても「品性」だけは失うな。

がんばれ。

2016年8月24日 (水)

Don't think. Feel!(考えるな、感じろ)~ブルース・リー~

"Don't think.  Feel!"(考えるな、感じろ)

 ~ブルース・リー 映画『燃えよドラゴン』~

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8月22日朝日新聞より。

物事を深く考えすぎると行き詰まり、
自由な発想が生まれてこないことがある。
全身の感覚を研ぎ澄ませることの大切さを私も学んだ
 ~編集者 鈴木康成~

もちろん、何も考えず無節操に行動しろという意味ではない。
自らを厳しく律し、日々修行を積み、基本を身につけた上での感性の大切さをリーは説いた。

風を受けてしなる竹を思い起こしてほしい。
風にまかせてしなることで持ちこたえるように
「硬直したものは砕けやすい」
のである。

しかも相手を打ち負かしても決して勝ち誇らず、
どこか悲しげな表情を浮かべていたのがリーだった。

「どんなにくい相手でも倒したところで自分の心は満たされない」

「憎むな、殺すな、赦しましょう」
 ~月光仮面~

「立場の異なる相手を一方的に攻撃するだけでは物事は何も解決しない」
 ~ライター 石橋春海~

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物事は理屈だけじゃないんだよ。

理屈で解けないことなどたくさんある。

「心」で感じなきゃね。