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登山

2023年1月 8日 (日)

雪上ではコールマンのガソリンコンロが最強!!

山岳会で雪上キャンプ講習を実施した。

当日は大雪降る悪天候のため、キャンプ場に滞在し、滑落停止訓練や雪洞体験等を実施したのだが、その一つに雪を溶かしての「水づくり」もおこなった。

私のこだわりはスウェーデン製のオプチマス(通称「青ガエル」)だ。南極観測隊も使用しているという触れ込みも気にっている。オプチマス社製のコンロは、ポンピング回数も少なく、プレヒートを行うにしても、アルコールをぶっかければよいわけで、簡単に点火する点が気に入っていた。さらに座高が低いため、大鍋を乗せることもできる。もちろんコールマン社製のガソリンコンロも持っているが、誰でも持っているコンロだからこそ、あまり使いたくなく部屋の隅にしまったままであった。

仲間は、当然のごとくコールマン社製のガソリンコンロを持ってきた。そこでスウェーデン(オプチマス)対アメリカ(コールマン)の雪を溶かしてのお湯沸かし競争を行ったのだが、現実はオプチマスの大敗北となった。

吹雪の中は時間との勝負だ。私も今後は変なこだわりを捨てて、コールマン社製のガソリンコンロを持っていこうと思う。

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その後メンバー全員で食べたカレーが普段の10倍以上においしかった。

 

2022年3月20日 (日)

キャンプの聖地~ふもとっぱらキャンプ場~

3月某日、平日に休みが取れたので、キャンプの聖地「ふもとっぱらキャンプ場」にでかける。

今は圏央道ができたので、中央高速へのアクセスが良くなり、あっという間に到着した。

装備は、登山用テントとコンロを2台、そして寝袋だけだ。

現地で食材を購入し、さっさとテントを立ち上げ、富士山を前にビールで乾杯する。

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周りは豪華な装備一式をそろえたキャンパーばかりだ。初心者ならば気にするのだろうが、キャンプと登山は全くの別物であるから、全く気にしない。

20時にはテントで寝てしまった。

「良く寝た。」と思って目を覚ますと、まだ23時30分だ。登山だとこの時期やこの時間にトイレに行くのにも、気合を入れる必要があるが、さすがキャンプ場だ。テントから這い出し、遠慮なく外に出ることができた。

また、ここのキャンプ場は水場もいたるところに設置され、トイレもとてもきれいだ。女性や子どもたちに人気がある理由もわかる。

ふたたび寝袋にもぐり込むと、そのまま朝まで寝てしまった。

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目を覚まし、テントから出ると、ちょうど富士山から太陽が出てくるところだった。元日ではないがおもわず手を合わせてしまった。こういうところが日本人なのだと実感する。

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コーヒーを沸かし、テントを軽く乾かしてから荷物を積み込み、自宅に帰る。今回の目的は特に観光をするわけでもなく、ただ自然の中で寝たかっただけなので、十分満足できたキャンプであった。

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ここのキャンプ場は整備が十分に整えられている。仮に忘れ物をしても、必要なものは売店にすべて揃っている。

しかし、十分すぎて逆に不満足感がのこってしまった。次回はキャンプ未経験の友人たちを誘って来るのも良いかもしれない。

 

 

2021年4月11日 (日)

植村直己『青春を山に賭けて』(1977)のセリフが、かっこよすぎです。

コロナ禍の中、4月を迎え、我が山岳会でも新しい会員が入ってきた。なかなか思うように山に入れないのだが、会員を前に講義をすることとなった。

何を話そうかといろいろ考えているが、あまり細かなことを説明すると、それでけで山嫌いになってしまうので、簡単に概論のみを説明しようと思ってている。

とはいえ、自分には「登山のルールは、他の競技と異なり『無事に帰る』ことだけだ。とにかく安全・安心を最優先とし、決して事故だけは起こさないでもらいたい。」程度しか話すことがない。

さらに、自分には会員を笑わせるだけの話術もなく、いろいろ悩んでいる。

しかし、講義の締めくくりには、この言葉だけは使いたいと思っている。

われわれは、君の経験の有無は問わない。ここに入ってきている部員は、みんな君同様に山の素人ばかりだ。想像したまえ、冷たい雪の中、吹雪、嵐と闘って目的をひとつにして、みんなが力を合わせて登ることを・・・。(中略)われわれ部員は、兄弟のような愛で結ばれている。この山岳部に入ってきた新人はだれでも、経験によって差別されることなく、山の基本の歩き方から教わっていく。かえって君のような初心者の方が上達がずっと早い

 ~植村直己 『青春を山に賭けて』(1977)~

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これは、植村が明治大学山岳部に入部した時に先輩からかけられた言葉である。

なんと美しく、かっこいいい言葉なのでしょう。言葉に魂が込められている。

でも、自分には不釣り合いでしょうか(笑)。

2021年2月23日 (火)

赤城山系「黒檜(くろび)山」雪中ハイク

2月某日、赤城山系の黒檜山に登る。

平地では晴天であったが、山に近づくにつれて風が強く、氷雪が横から叩きつける天候であった。

赤城大沼では恒例のワカサギ釣り客もいたが、例年になく少ない。

駐車場からアイゼンを装着し、山頂に向かう。ここは、雪山登山の練習として有名なコースだ。

途中、吐いた息がサングラスにあたり、たちまち氷結する。

これでは全く見えない。メガネをはずし、裸眼で登る。

最初からゴーグルにすべきだったかとも考えたが、ここしばらくコンタクトレンズを使っていない。

平地とは異なり、不衛生となりがちな山中でコンタクトレンズを装着するのは、個人的に不安があるからだ。

登りながら、氷雪が容赦なく顔を叩きつける。雪ならばともかく、氷となると痛い。

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こんなつらい思いをしても、下山後にまた登りたくなるのが登山なんだよな。

2021年1月11日 (月)

明けましておめでとうございます~美ヶ原高原~

遅ばせながら、明けましておめでとうございます。

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久しぶりの雪山登山。

恥ずかしながら筋力不足で太ももがあがらず前に進みませんでした。

想像以上の筋力低下に自己嫌悪である。これでは他の山の会のメンバーから笑われてしまう。

今までの筋トレ方法が間違っていたようですね。

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これから自粛生活が始まる。コタツの番人にならず、精進しなければ。

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2020年11月23日 (月)

これで山を好きになってくれればいいけれど…~鬼滅の刃~

ヒットをつつける映画「鬼滅の刃」。

恥ずかしながらアニメにあまり興味のない私は、まだ見ていない。

アニメやドラマでヒットるすると、そこを聖地として巡礼するファンが多いと聞く。

そのキャラクターの出身地とされる山がここである。

【引用: https://icotto.jp/presses/18411

〇竈門炭治郎と禰豆子…雲取山

嘴平伊之助(はしびらいのすけ)…大岳山

〇悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)…日の出山

〇時透無一郎(ときとうむいちろう)…景信山

私たち関東に住んでいる人にとっては、身近な山であるが、登る方はくれぐれも「完全な装備」で登ってください。

特に雲取山は、初心者には少し厳しい山で、山頂直下の雲取山荘で宿泊する必要があります。また、これから寒くなると「冬山の完全装備」でないと大変危険です。

安易な気持ちでは、決して登らないでください。

お願いします。

2020年6月 4日 (木)

思い出登山【山小屋の食事(その3/全3回)】

私の所属する山岳会を統括する親団体からメールが届き、今後の登山活動について紙面会議が行われた。
いずれにしろ現在の状況では登山を勧めていない。
個人、団体を含めてどんなに活動を再開したくても、その指示に従わざるを得ず、やりきれない思いである。
今は我慢、我慢。思い出に浸っています。

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【土合山の家/上越・谷川岳(平成26年10月)】

谷川岳の西黒尾根を登ってみたいという方を案内しての登山。
初日は雨のため湯檜曽川沿いを歩き、2日目にアタック。
まさか山でカニが食べることができるとは思いませんでした。
布団もフカフカ、お風呂もゆったり入ることができました。
あの頃は、寝袋で泊ることが多かったので、感謝感激。

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 【燕山荘/北アルプス・燕岳(平成29年8月)】

北アルプスの女王と呼ばれる燕岳(つばくろだけ)の麓にある人気の山小屋。
夕食時には、オーナーのスイスホルンの生演奏がある。
人気の山小屋だけあって、多くの登山者が泊まっていました。

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【大天井ヒュッテ/北アルプス・大天井岳(平成29年8月)】

槍ヶ岳山荘グループの山小屋のひとつ。とんかつが定番メニュー。
表銀座から槍ヶ岳方面に歩いてく途中にある。
マスターは深夜食堂マスターの小林薫さんに似ている。
翌朝は、牛首展望台までご案内いただき、出発前には鐘を鳴らしてくださった。
ありがたいことです。
前日の燕山荘と違って、到着後のんびり過ごさせていただきました。
宿では北鎌尾根で登る方と出会い、いろいろなことを教えていただきました。
いつかは登ってみたい北鎌尾根です。

・・・・・・・・・・

今、改めて写真を見直すと、それぞれの宿にそれぞれの個性がある。

まだ探せば他の山小屋の食事の写真が見つかると思うが、今回はこれにて。

何かのご参考になれば幸いです。

2020年6月 2日 (火)

思い出登山【山小屋の食事(その2/全3回)】

山小屋の食事には個性がある。その時は夢中で食べるが、後になって振り返ると、なかなかおもしろい。
食材をヘリで荷揚げできる小屋もあれば、歩荷で丁寧に持ち上げる小屋もある。
それぞれに個性があり、小屋の食事を豪勢か否かでは、絶対に判断してはならない。
どの小屋でも、残さず有難くいただいた。

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【大黒屋/那須岳(平成29年11月)】

 戊辰戦争後に建てられた会津の「旅館」である。山小屋ではない。
 温泉が魅力的。かなり熱かった。
 現在の建物も150年以上の歴史もあり、趣がある。

 さすが11月、部屋の中は寒く、ふるえながら仲間とお湯割りを飲み続けました。

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【苗場山頂ヒュッテ/上越・苗場山(平成30年7月)】

 山頂ヒュッテには水がない。
 途中の水場で4ℓをタンクに詰め、持ち上げる。
   下山まで水がもちました。
 カレーも、もちろんお代わりしました。

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【北横岳ヒュッテ/北八ヶ岳(平成31年1月】

 ゴンドラで一気に登ったためか、軽い高山病に罹る。
 前日までの残業続きで、体力的にも弱っていたのだろう。
 北横岳は初心者向きのコースだが、決してなめてはならない。
 館内でガスバーナーは使用可ですが、当日持参したのはアルコールバーナー。
 寒い中、外でお湯を沸かしました。

2020年5月31日 (日)

思い出登山【山小屋の食事】(その1/全3回)

山登りの楽しみと言えば、絶景、人との出会い、そして山小屋での食事であろう。

そこで、過去の写真ファイルから、その小屋での食事を紹介します。

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【金峰山荘/奥秩父(平成27年8月)】
 ワインがでることで有名な山小屋。しっかりとした夕食でした。この日は、信濃川上駅からバスやタクシーを使わず、ひたすら歩いて登ったのでヘトヘトでした。

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【薬師岳小屋/鳳凰三山(平成27年10月)】
 その日、北岳では初冠雪。鳳凰三山でも寒く、汗が冷えてガタガタ震えていたのが忘れられません。
 まあ、到着後すぐに着替えれば良かっただけですけどね。

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夕食、お正月サービスでおいしいお酒をいただきました。

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【介山荘/大菩薩(平成28年1月)】
 この宿は、使い捨てのお皿を使用する。
 アイゼントレーニングで入ったのですが、それを使うことなく下山となりました。

 つづく

2020年5月29日 (金)

アフターコロナへの対応~【山岳四団体からの声明】を受けて~

 令和2年5月25日、日本山岳・スポーツクライミング協会、日本勤労者山岳連盟、日本山岳会、日本山岳ガイド協会の山岳四団体から「政府の緊急事態宣言全面解除を受けて山岳スポーツ愛好者の皆様へ」と題する声明が発表された。そこで前回の日本山岳医療救助機構からの発表と比較し、検討を加えることとする。

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 尾瀬(記事とは関係ありません)

 具体的に、「『自粛』要請解除後の登山・スポーツクライミング活動ガイドライン」として以下の8点を挙げている。

1.近距離(100km圏内程度)でできるだけ都道府県を跨がない日帰り登山から始めましょう。
2.体調不良(平熱を超える発熱、悪寒、倦怠感、息苦しさ、咳等)での登山は止めましょう。入山後にコロナ感染発症すると命に関わり、救助隊、収容先地元医療機関に多大な迷惑を及ぼします。
3.登山は、少人数で行いましょう。(パーティーは、当面5名以内で。)
4.自粛期間中、季節や地震による山容の変化、登山道の荒廃など思わぬ危険が潜んでいます。十分な登山ルートの下調べと地図、コンパスの持参、登山届けは必ず提出し、家族にも残しましょう。
5.登山中でもマスクを着用しましょう。マスク着用時は、熱中症及び脱水には十分留意し、こまめに水分摂取を心がけましょう。
6.登山、クライミングジムでのソーシャルディスタンスを守りましょう。
  一般的には2メートル前後ですが、登山中の場合は、さらに距離が必要と言われています。また、クライミングジムでは建屋構造、利用人数等で制限がありますので、ジムの指針に従ってください。
  咥えロープ、滑り止めなどもジムの方針に従ってください。
7.登山山域内での買い物や、下山後の呑み会等も地元住民への感染防止の観点から控えてください、食材、飲料、緊急食などは出発前に揃えておきましょう。
8.自粛中に衰えた筋力、体幹を鍛えましょう。

・・・・・・・・・・

【考察】

 5月24日に山岳医療救助機構からの発表と比較し、より具体的になった部分と医療部分以外の留意点を示したものとなっている。

1について
 近距離ということで、具体的に「100km圏内程度」とし、「都道府県を跨がない日帰り登山」からの開始を求めている。100kmというのは、北海道を意識しての数値であろう。都道府県を跨がないことも条件となると、高い山のない千葉県の登山者気の毒でならない。しかし、結論としては、自粛生活での体力低下を不安視することから、やむを得ないと考える。
2について
 当然といえよう。
3について
 パーティーの人数を「当面5名以内」とした。単純計算でも先頭と最後尾との距離が8mとなる。平坦な道ならば問題ないが、山道となると休憩時の場所や山頂でのスペース等の問題において疑問が残る。
4について
 自粛期間中における登山道の荒廃に留意することを求めている。登山道の荒廃については、十分に注意しなければならないことである。
5について
 山岳医療救助機構と異なり、常時のマスク着用を求めている。酸欠や熱中症のことも考えると、むしろリスクがあるのではないだろうか。難しいと言わざるを得ない。
6について
 登山中のソーシャルディスタンスについても、2メートルよりも「さらに距離が必要」としている。これは風による広がりを防ぐことを考慮した結果と思われる。3とも関連するが、先頭と最後尾の距離が離れてしまうとなると、チーフリーダー、サブリーダーの技量が問われる。
 クライミングジムについては、「ジムの指針に従って行動」とし、一律に不可としなかったことは評価できる。延期されたとはいえ東京オリンピックの正式種目となり、競技者人口の増加に水を差す結果とならず、好ましい判断といえよう。
7について
 従来は、登山山域内での買い物や呑み会を実施していたが、これも不可となる。これは地元経済への返還という意味も含んでいた。地元の方々や地元の医療機関への配慮と理解しつつも、なかなか厳しい判断といえよう。
8について
 最終的には、ここに落ち着くことになるだろう。自粛生活による体力低下は、事故につながる。登山は地味なスポーツであるが、体力を必要とする。メジャーなスポーツと異なり、トレーニングジムで鍛えることがすくないが、新型コロナウィルスの流行が長期化するよそうなので、少しずつでも体力を強化・維持させる必要があるだろう。

【まとめ】

 全体的に厳しいと言わざるを得ない。人数の制限である「当面5名以内」については、今後、旅行会社の主催するガイド付き登山や、さらに学校行事としての林間学校や遠足等の教育活動にも影響がでると予想できる。特に地域によっては学校登山が伝統行事となっている。その行事の中断は、今後の学校行事に影響を及ぼすであろう。
  マスクの常時着用については非現実的で、大いに疑問が残る。冬山ならば考えうるが、高温多湿の夏山においてマスク着用は熱中症等のリスクも発生しやすい。こまめな水分補給と休憩が必要だ。
 評価すべき点としては、これまでの登山自粛により、登山道の荒廃への注意を含めたことの意味は大きい。例年ならば地元山岳会による登山道の整備が行われいるはずだが、今年度は行われていない場所も多い。
 地域の人々への感染拡大を防ぐために、買い物や飲食の自粛は厳しい。すなわち「登山者は招かざる客」ということとなる。今までお土産屋さんで物を買い、飲食店があれば、そこでその土地の名産を食べることを楽しみにし、地元の人との交流や情報交換を楽しみにしていた者のひとりとして残念なことだ。さらに下山後の呑み会についても、「※山返し」という登山文化の意味もあった。
 やはり、新型コロナウィルス流行中の措置として、やむを得ないとは理解しつつも、全体的に厳しいと言わざるを得ない。この声明は、前向きに解釈するならば、まずは近場でマスクをして、遠回しには、登山そのものの活動を当面自粛せよということであろう。

 ※「山返し」とは
 山岳信仰の名残として、古来、山に登ると山の神様を連れてきてしまうと考えられている。そこで、下山後に呑み会や食事会を開催することで無事に下山できたことに感謝をするとともに、連れてきてしまった山の神様を山にお帰りいただく儀式のこと。「下山祝い」ともいう。いわゆる「精進落とし」のようなもの。

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