洪庵キャンプ場~ヒキガエルにご用心~
キャンパーの聖地、洪庵キャンプ場で幕営する。
目的は「アーシング」で疲れをとるためだ。
大地の上で寝ると、実に心地よい。
そこで、急遽予約し、自宅を後にした。
予定通り午前中に到着する。
その日は平日でなおかつ雨天ということもあり、キャンパーの数も少ない。
料理は「地の物」でと決めていたので、主な材料は、道の駅なるさわで購入した。
ここは本栖湖のほとりで、千円札の裏側の富士山の絵が描かれた場所だ。
新札に切り替え前に、一度見て見ようとも考えていた。
しかし、天候は雨。それも子糠(こぬか)雨で、富士山の絶景を拝むことはできなかった。
夕方、食事も終え、テントの中でのんびりする。
が、しかし・・・
テントの中でガサガサと音がした。
なんとヒキガエルがテントの中に入ってきて、もっそりもっそりと跳ねていたのだ。
受付の時、「ヒキガエルがたくさんいます。特に今は産卵の時期なので注意してください。ヒキガエルには毒があるので、触った手で目などをこすると最悪の場合失明します。」と注意を受けていたが、まさかテントの中まで入ってくるとは想像していなかった。
原因は、換気のためにテント下側のファスナーを開けていたことだ。
たしかにヒキガエルが大合唱しているのは聞こえていたが、まさかテントの中まで入ってくるとは思わなかった。
慌てて近くにあった軍手でヒキガエルをつかみ、外に投げ出した。
その後、つかんだ手を洗いにテントの外にでてみると、足元にはヒキガエルの大群が待ち構えていた。
おそらく数百匹はいたであろう。
こんな数のヒキガエルなど見たことがない。
大の男であっても、悲鳴を上げておかしくない数だ。
つまみ出した後も、そのヒキガエルかどうかはわからないが、何度も中に入れてくれと言わんばかりにテントをノックをされた。
ヒキガエルは、金運を運んでくるといい、縁起が良いのだが、この数には幻滅する。
もし、自分がテントの入り口側を頭にして寝ていたならば・・・
と想像すると、ガマではなく、人間様が油汗をかいてしまう。
とはいえ、自然とは不思議なものである。
ヒキガエルの大群も、日が出た後は全員が山に帰ったようだ。
その日はぐっすり寝ることができた。
やはり、大地の上で寝ると安眠できる。
来週からは、本格的に新年度の仕事が始まる。
次回のキャンプを楽しみとし、仕事を頑張ろう。
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